試合の概要
前節リーズに0-3で大敗を喫したチェルシー。前半からチェルシー側がボールを支配し、完全にチェルシーペースであった。しかし、前半28分チェルシー側のコーナーキックからこぼれ球に反応したレスターのバーンズを倒し、チェルシー23番コナー・ギャラガーに2枚目のイエローカードが提示され退場。そのまま試合は動かず、前半はスコアレスで折り返す。
後半開始早々47分にククレジャからのパスを受けたスターリング、63分にジェイムズのクロスにスターリングが得点。その後、66分にバーンズに1点返されるが、バーに救われたり、メンディのビッグセーブもあり、そのまま2−1でチェルシー勝利で試合終了。
両監督のコメント
トーマス・トゥヘル(チェルシー監督)
「最初の20分、25分は完全に支配していた。ルーベンや、わずかにオフサイドだったがスマホで見ると大きな違和感があったPKで、ビッグチャンスがあった。」
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「そして、我々のコーナーキックの後、セットプレーのゴールで得点する良い機会だった。私たちはセットプレーで再びずさんなプレーをし、反撃を許した。コナーの判断ミスで1人少なくなり、この試合では大きなハンディを背負ってしまった。」
「残念なことに、後半、私たちはまったく必要のないゴールを決められてしまった。同点ゴールを決められなかったのはラッキーだった。」
「スターリングには決めてくれないと困るので、ゴールすることは必要なことだった。それが彼の仕事だし、必ず得点してくれる。彼はもっと得点したいと思っているだろうし、もっとチャンスを得たいとも思っているだろうから、満足していないように感じられた。今日はよりアグレッシブな形でプレーしたが、そのあと1人少なくなってしまったので、彼にステップアップしてもらう必要があったし、彼はそうしてくれた。今日のゴールは、私たちに自信を与えてくれたので、非常に重要だった。」
「私は観客席にいたが、スタジアムの雰囲気を感じた。傍観者として直接影響を与えることはできなかったが、勝利を手にすることができて嬉しい。ハーフタイム前やハーフタイムにドレッシングルームにいる機会があったので、チームを分析する立場としては非常によかったと思う。異例なことで、もう二度とやりたくないが、ベストを尽くした。よくまとまっていたし、勝てたのでよかったと思う。」
「今日、コナーは自分のしたことに責任を持ち、それが大きな間違いであったことを理解している。試合後に少し話したが、こういうことはあるものだ。セットプレーが原因なので、彼だけの責任ではないし、セットプレーがずさんだった。私たちは信念と精度を欠いており、これでは十分とは言えない。チャンスを与えてしまうし、カバーリングがずさんで、判断も悪いので、すぐにやめて改善しなければならない。チームとして取り組んでいることなので、なぜまた同じようなことが起こったのかはまだわかりません。コナーにとっては非常に悪い判定だったので、もちろん彼は怒っているよ。」
ブレンダン・ロジャーズ(レスターシティ監督)
「勝ち点を取れなかったのは残念だった。後半は少し消極的になってしまい、1点ビハインドで、10人相手では難しく、さらに2点ビハインドになってしまった。その点では、試合中の選手たちのリアクションはよかったと思う。反撃して、その後、得点できなかったのは本当に、不運だった。キーパーが何度も素晴らしいセーブをしたし、こちらのシュートがバーを叩いたこともあった。他にも得点できる場面はあったから、少なくとも勝ち点1を取れなかったのは残念だ。」
「私はフルタイムの時に、『聞け、これは我々にとって敗北であり、痛いぞ』と言った。でも、今シーズン思うようにスタートが切れなかった自分たちとしては、少なくともチームにリズムが戻ってきたと思う。私たちはただ努力を続け、今までのようにチャンスを与えないようにしなければなりません。しかし、あの枠外シュートはこの4試合で3本目だった。」
「やっぱり10人のチェルシーを相手にすることは難しいですね。攻めているとき、彼らはまだ10人の選手がボールの後ろにいる。もちろん、それが有利に働くことも不利に働くこともあるが、10人相手によくプレーできたと思う。失点したことを除けば、非常によく機能し、チャンスも作れていたと思う。ただ、得点することができなかった。攻撃を持続させることはできた。左サイドのハービーは素晴らしかったと思う。彼は素晴らしいゴールを決めてくれたし、本当にいい場面で私たちの脅威となっていた。こちら側では、コンビネーションでクロスを入れることができるのだが、少なくとも同点に追いつくことができなかったんだ。」
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感想
まず、勝ち点3を獲得できて嬉しいです。
退場したギャラガーについては、4-4-2のシステムの中でネガティブトランジションの局面で持ち味を出したり、ビルドアップでもFW2枚の間に立っていたりとプレーに改善が見られていたので残念です。
コヴァチッチの復帰は嬉しかったです。やはり、5,7,8番のバックアッパーは、育つか獲得かはわかりませんが改めて必要だなと思いました。
ククレジャは10人になってからはとても4局面(攻撃、ネガティブトランジション、守備、ポジティブトランジション)で頑張ったと思います。4バックより5バックのほうが向いているのかなと思いました。
後半からアスピリクエタがマウントに代わって、入りましたが流石というべきか、仕事人でしたね。スターリングについては、2得点の素晴らしい結果でした。前半はボールロストも多く、コンディションに不安があるのかと心配になりましたが、結果を残してくれました。
レスターでは、バーンズ、ティーレマンス、ヴァーディが試合を通して良く見えました。
バーンズに関しては、裏へのアクションや1対1での仕掛け、守備のアクションなどどれをとってもレベルが高いです。ぜひともチェルシーに来てほしいです。個人的には、マネに似ているのかなと思うのでリヴァプールは獲得したほうがいいんじゃないかなと思います。それでいうと、ヴィラのマクギーンもレッズに合うと思います。
ティーレマンスはボールの散らし方、引き出し方がうまいし、ロングシュートもあるし、守備も求められる水準はクリアしてます。アーセナルの噂はなくなったように思いますが、ビッグクラブへの移籍も近いように思います。
ヴァーディに関しては、裏抜けがすごくうまいですね。当たり前のことなんですけど。中央での絡み方も知っている選手なので、オーバメヤンを獲得の噂が出ているチェルシーですが、高い(40億円)からやめてヴァーディ(7億円)獲得してくれと心の底から思っています。
マン・オブ・ザ・マッチ
今回は、流石に6番チアゴシウバですね。
ジェイムズやクク、ジョルジーニョ、スターリングも候補としてはいたんですけど、流石に貢献度が違うかなということで選びました。ボールを持ったときの安心感はありますし、守備のときのスライディング等含めた対応がこの試合では完璧でした。チアゴから配球が可能なので、FW陣は彼がボールを持ったときに裏へのアクションをもっと増やしてほしいなと個人的には思っています。
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